釜銅(かまど)PAN、どうぞよろしく

 我が家ではご飯は鍋で炊いています。「近いうちに炊飯に向く銅鍋を作りたいね」と言い出して、かれこれどれくらいの月日が経ったのでしょうか。。。

 今までも、揚げPANにぴったりの蓋を合わせてご飯を炊いていましたが、吹きこぼれ覚悟での使用でした。新作であり、定番としてご紹介する今回のものは、その吹きこぼれが極力ないように、上部に段差をつけて立ち上げたデザイン。蓋が中に入るかたちです。

品名の『釜銅PAN(以下かまどパン)』は、火で調理した時のような素材への熱の通りの良さや味のしみ具合の良さが、銅鍋の長所と重なるところからこの名前が湧いてきました。そして、かまどで使うお釜のように、火のある・使う暮らしの豊かさもイメージしました。

 そしてもちろん「炊飯だけではなく、煮物や汁物なども作りたい!」と、内側には錫引きを施してあります。これで、素材の変色を防ぐことができるので、銅鍋でコトコト煮たり、翌日、料理したものを入れたままも可能になりました◎

錫引きを長持ちさせるためには、使用するお玉やヘラは金属製のものよりも、当たりが柔らかな木製のものがおすすめです。

 Kanadeは、一から鍛金の手仕事で製作。本体の折り曲げる箇所は表裏両方に印をつけますが、表と裏で微妙に折り曲がるラインが変わることを頭に置いて、厚みを感覚でつかみながら成形していきます。銅板を少しずつずらしながら当てがねに当てて、一打一打鍛えていきます。

スタイリッシュなデザインではないかもしれない・・・・そこを目指していないから。笑

しかし手仕事でしか醸し出せないものが必ずあり、愛嬌ある佇まいの”かまどPAN”。和でも洋でも合うと思います。

すでに我が家では、ついつい手に取って使いたくなる愛着湧く道具です。

《 サイズ 》蓋込み*H170/w270 本体内寸*175/ h125 内容量2000ml ※IH電磁調理器では使用できません

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