お正月の定番《牡蠣》

今年も例年変わらず、弟家族が年末に大量の牡蠣を送ってくれた。なかなか遠距離で会うことができないのだが、弟よ!本当に元気でいてくれてありがとうと、ここぞと感謝の念が湧いてくる。(牡蠣好きな姉!)そして「あーー、今年一年が終わり、新しい年を迎えるんだな・・・」と。

子どもの頃から牡蠣が好きだったかというと、そうではなく、カキフライは好きでも、酢牡蠣を美味しいと思って食べたことはなかった。

そんな牡蠣好きでなかった人が好きになったのは、多分故郷広島を離れたから・・・。とはいえ、作り手の夫は、そんなにたくさんは食べなくてもいいと話し、離れたらみんな好きになるものでもないようだ。

大量に送ってくれる牡蠣は、殻付きと剥き身の2種。

殻付きの牡蠣は、我が家の薪ストーブにオーブンが付いているので、トレーに牡蠣を並べて、そのまま庫内に投入。わざわざ炭を起こしたり、コンロ周辺が牡蠣殻で汚れるとかのないこの手軽さも、牡蠣好きへの拍車をかけたような気もする。

30分後ぐらいに覗くと、殻の蓋が数ミリ程パコッと空いていると食べ頃。殻開けのカトラリーを使って開けると、牡蠣がプリっとしていて、ここに柚やレモン、橙(だいだい)などを絞りかけて一口でパクリ。

柚ともレモンとも違う、”牡蠣×橙”。広島ならではの、この組み合わせが自分は一番気に入っている。(が、今はなかなか巡り会えないので、もっぱら柚子で堪能)

そういえば、この夏に帰省した時に、パタゴニア広島の店長とのお話で、牡蠣を養殖するための棒がプラスチックでできているため、マイクロプラスチック問題にもなっていると。浜辺でそのプラスチックの棒が漂流していると回収しているとか。店内では、そういったこともコーナーを設けて発信されていた。

好きな牡蠣が環境汚染の上に成り立っているとすれば、それは心苦しいこと。

最近ではこの棒も、また昔のように竹に戻している業者も出てきたとも話されていた。

 

緑青の対処方法

 出店時などでもたまに質問を受ける「緑青が出たら、どうすればいいですか?」

 緑青に対する不安感を持たれる方は多く、その緑青が出るせいで、銅は”厄介な素材””扱いが難しい特別なもの”として分類されていることも少なくないように感じています。

 確かに写真のように、我が家の銅にも緑青が出ることはあります。これは、銅水(我が家愛飲の?copper water)を作っている銅のケトルの蓋として使っているもの。気がついたら、ちょっとした水ハネなのか、湿気からなのか、ぷつぷつと青くなっているのです。

 火にかける鍋で頻繁に使用しているものなどは、使用頻度が多ければ多いほど、緑青は出にくいです。揚げ物などに使う銅鍋も、出にくいですね。

 緑青を見つけた時には、傷が表面につきにくいもので、洗い落として使用します。

 洗いこするだけで落ちない場合は、キッチン用クレンザーを我が家では使用しています。キッチンまわりにあり、さっと使いやすいので・・・スチールたわしは深いキズが残るので、使用しないでください。

👆上の緑青が出たものをクレンザーで洗い落とした写真です。

 食器を洗うスポンジの裏の粗い方を使用してこすったのですが、少しキズが残ってしまいました。

が、これぐらいのキズなら、使用してまた銅の色が茶色になってきた頃には、さほど気にならなくなります。

 もし、これぐらいでも気になるようなら、水研ぎペーパーの#800以上のもので磨くか、金属磨きピカールなどで傷を目立たなくすることもできます。

 我が家では、馴染んでくれるぐらいのキズであれば、そこはおおらかに、あまり気にしすぎず使用しています。緑青を落とした周辺はピンク色になりますが、時間と共にこれもまた馴染んでくるでしょう。

 それにしても、銅の緑青って、美しい色だと思いませんか?

洗い落とす前に、自然にできてしまった青の発色にウットリして、それから洗い流しています・・・

鉄でいう赤サビが、銅でいう緑青。

なので、道具としては、錆びない方がいいとは思うのですけどね笑

釜銅(かまど)PAN、どうぞよろしく

 我が家ではご飯は鍋で炊いています。「近いうちに炊飯に向く銅鍋を作りたいね」と言い出して、かれこれどれくらいの月日が経ったのでしょうか。。。

 今までも、揚げPANにぴったりの蓋を合わせてご飯を炊いていましたが、吹きこぼれ覚悟での使用でした。新作であり、定番としてご紹介する今回のものは、その吹きこぼれが極力ないように、上部に段差をつけて立ち上げたデザイン。蓋が中に入るかたちです。

品名の『釜銅PAN(以下かまどパン)』は、火で調理した時のような素材への熱の通りの良さや味のしみ具合の良さが、銅鍋の長所と重なるところからこの名前が湧いてきました。そして、かまどで使うお釜のように、火のある・使う暮らしの豊かさもイメージしました。

 そしてもちろん「炊飯だけではなく、煮物や汁物なども作りたい!」と、内側には錫引きを施してあります。これで、素材の変色を防ぐことができるので、銅鍋でコトコト煮たり、翌日、料理したものを入れたままも可能になりました◎

錫引きを長持ちさせるためには、使用するお玉やヘラは金属製のものよりも、当たりが柔らかな木製のものがおすすめです。

 Kanadeは、一から鍛金の手仕事で製作。本体の折り曲げる箇所は表裏両方に印をつけますが、表と裏で微妙に折り曲がるラインが変わることを頭に置いて、厚みを感覚でつかみながら成形していきます。銅板を少しずつずらしながら当てがねに当てて、一打一打鍛えていきます。

スタイリッシュなデザインではないかもしれない・・・・そこを目指していないから。笑

しかし手仕事でしか醸し出せないものが必ずあり、愛嬌ある佇まいの”かまどPAN”。和でも洋でも合うと思います。

すでに我が家では、ついつい手に取って使いたくなる愛着湧く道具です。

《 サイズ 》蓋込み*H170/w270 本体内寸*175/ h125 内容量2000ml ※IH電磁調理器では使用できません

銅鍋で出汁をとる

ここ半年、我が家では銅の殺菌抗菌効果に着目して、銅のポットに水を汲んで、4時間以上経った水をご飯の準備やお茶をわかしたりに使うようにしています。

ある時、あらためて水道水と、銅のポットに入れた水を飲み比べてみると、

あ・き・ら・か・に!違うのです。(錫引きなしの銅鍋へ4時間以上入れた水道水・錫引きしたミルクパンに4時間以上入れた水道水・グラスに注いですぐの水道水を比較)

錫引きなしの銅鍋の水が一番、柔らかな感じがしました。水道水に含まれる塩素が銅イオンと化学反応を起こしているのか?、塩素臭も気にならないほどに・・

銅板下ではO157が検出されなかったなどの実験結果も、目にしたことがあります。

銅はクリプトスポリジウム・レジオネラ菌などにも、超抗菌効果を発揮するそうです。

実際の味わいの良さと殺菌抗菌効果があるのならば、銅鍋(錫引きしていないもの)を使わない手はないなあと・・・

使うのは、ジャム作りにも揚げ物にも、野菜を茹でたりにも使う、両手鍋。

その鍋に水を張り、朝ごはん用のお味噌汁の出汁を準備します。

お水の中には、いりこと昆布。いりこの量も昆布の大きさも、その時々のいりこの大きさにもよるし、昆布はどこで買った昆布か、産地か、にもよるので、適当です。それぞれの好みで。。。

銅鍋 + いりこ(たまに鰹節になることも)と昆布 + 水

出汁パックを使っていない我が家ですが、水の中にポイポイといりこと昆布を入れるだけなので、

◉だしパック同等、楽チン!

◉いりこも昆布も具材の一つに。苦手な人は、取り出してください。

◉銅分も摂取できる。

◉丁寧な暮らし感もついてくる!?笑

朝起きると、そのお出汁になった水ごと、お味噌汁を作る鍋に移します。(銅鍋に錫引きしていないので、長時間使用には向きません。ここはひと手間かけます)⇨ その後そのまま、この鍋でご飯を炊くことも◎

銅鍋でだしたお出汁は、水が美味しくなるせいか、お出汁の出方が違うのか、それともその両方?!、、そこは解明していないのですが、美味しく感じています。

最近、”銅水”用の、大きなポットがほしくなっている我が家です。

No copper, No life

JX金属が、提供してくださっているYouTube動画を、日本銅センターのサイトで見つけました。

Copperだけに、カッパーくんが登場!笑

銅のことを知れば、もっと銅のことが好きになる・・・暮らしの中に、もっと銅を取り入れたくなりました。

銅鍋に限らず No Copper,No lifeなのだと、我が家も知らなかったことがチラホラ。

そんなに長くないので、ご覧くださいね。

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