田植え手植え

5月晴れー。まさにこんな日をいう…というような新緑に周囲囲まれた中、今年も我が家の田植えができました。コロナで、大変な状況の中でも、自然は淡々と美しい。見えないなんらかの影響は受けているのかもしれないけれど….。 でも、今はこうやって田植えを今年も変わらず行えることにホッとしています。

約6畝の小さな田んぼ

コメを作り始めたのは、5年前。ここへ移住して、約5年経ってからでした。

スタートと言っても、私たちにお米が作れるのか?!と恐る恐るで、小心者の私達は、まずは6畳ぐらいのリトル田んぼからスタートすることにしました。それはそれは、可愛らしい田んぼでした笑。

そして、見事!お米は育ち、稲刈り→ハザ掛けまでして生まれて初の米作りに成功したのです✨

特に大したことをしなくても、お米は作るのではなく、“できてくれるもの”だと勝手な解釈をした私達は、翌年、6畳から24畳(12坪)、またその翌年は3畝、そして今の6畝と、欲に任せて、現在の広さに至りました。

 田植え機も稲刈り機も持っていない我が家は、もうこの広さでいいかな〜と思っています。もっと、頑張れば広くできるかもしれませんが、広くして「田植えも、稲刈りもうんざりーー!」となるよりもちょっと頑張って楽しんでできるぐらいが我が家の程々。

それに、一年分を作っても、農家のように冷蔵保管ができるわけでもないのでカビが心配であったり、有機農法で真面目にお米を作っている知り合いから足りない分を買わせていただくことも良いかな〜と思っています。

現在田舎で問題になっているのは、獣害対策。山里にフツーに下りてきては、餌を求めて野菜や田んぼを荒らしていくイノシシや鹿。決して、彼らが悪いのではなく、そうさせてしまった人間のせいなのですが、こちらも死活問題。(あちらも死活問題)

去年の稲穂が付き出した頃からMy田んぼに鹿が入り出し、とうとう全て食べられてしまったのです!!

稲穂がついていない!

この周辺で、一番被害があったのは我が家の田んぼで、多分それは無農薬で育てているので、一番美味しかったのだと自負しています。

それにしても鹿まで扶養してしまい、田植えも水管理も草刈りも全てが無駄になってしまった去年。優しい近所の方が、見るに見かねてお米を分けてくださった時は、これが田舎のつながりなのだなーと感じました。優しさをいただいたのは1件だけではなく・・・本当にありがたかったし、一生忘れることはないなあと思います。

今年は周囲に高いネットを張ったり、ちょっと気合が違います!学習、学習!今年こそは、我が家のお米がいただけますように・・・

因みに、稲穂を食べたであろう鹿くんは、数ヶ月後、我が家の胃袋に・・・

とても、よく肉がついておりました。これまたありがたく、大事に頂きました。

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